相次ぐグルーポンモデルのコピー

クローンサービスが星の数ほど存在するグルーポン。最近は大手までもも真似っこ。米国の大手チェーンスーパーのWalmartやホテルなど、挙げればキリがない感じ。Facebookでは、グルーポンのグループ購入を可能にするアプリなんかもでているし、もはやグルーポンのようなフラッシュマーケティングに特化したサービスに頼る必要はなく、自分でちゃちゃっとやれてしまう。

先週、Walmartはグループ購入のためのアプリ”Crowdsaver”をリリース。最初の取引は、500ドルのプラズマTVが18%OFFというも の。この取引が獲得したLikeの数は5,000。取引が十分な”Like”を得た場合に、商品が”Like”した人だけでなく、Walkmartのお客全員にその安価で提供される。結局24時間以内に十分な”Like”が集まったため、この取引は成立。

同じようにFacebookの”Like”の数でクーポンを提供したのが先述したホテルの”ConAgra brand Healthy Choice”。自分たちのコミュニティにとってのクーポンの役割や重要性を認識し、グルーポンモデルへの参戦に踏み切った。彼らはFacebookのアプ リを活用。取引は、クーポンに関心を持つ人が10人集まると、295ドルの部屋を50%OFFにするという内容。結局28人がクーポンを希望し、取引は成立した。

こういったグループ購入モデルを活用した結果、CBHCやWalmartが手に入れたものは、新規に試してくれるユーザはもちろんのこと、それ以上に大きいのがFacebookのファン数。ホテルのCBHCは、ファンが10倍以上に増え たんだとか。また、このようなディールは顧客の手にパワーを与えることを可能にする。当然クーポン提供者にしてみれば、クリティカルマスを満たすほ どの需要があることを事前に確認することでリスク軽減にもつながる。

大手までがグルーポンのグループ購入モデルに参入してきているものの、グルーポンはそれに脅威は感じていないみたい。グルーポンは既に大手メーカーを顧客にしている。例えば1,100万ドルを売り上げたGAPの取引。でもこういった大手を対象とした取引はGrouponがコアとするものではない。どちらかというと、こういった全国規模の取引はボーナスで、基本は地域に密着した取引にフォーカスしている。

これまでのところ、グルーポンなどのサービスは「1回使ってみるサービス」になってしまっているけれど、グループ購入というモデルは本来多くビジネス が普段からマーケティングの一部として取り入れてもおかしくないもの。そうなると、グルーポンの2,500万人のユーザは魅力的。結局 Facebookアプリを使ってグループ購入を試みても、認知度も低いため十分な人が集まらないというケースも少なくない。グルーポンパワーは健在してる。

最後にグルーポンの成長の軌跡:

2008年11月: シカゴでサービスがリリースされる

2009年春: ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、アトランタまでサービスを拡大

2009年夏: 毎月米国の2都市をサービス対象に追加

2009年12月: 創設者のAndrew Mason氏が6月に黒字化したことをこうひょう。2010年の売り上げは1億ドルを見込む

2010年5月: Citydealの買収によって、既存の米国の60都市に加えてヨーロッパとラテンアメリカの16ヶ国80市場を追加

2010年9月: 初の全国規模のプロモーションをGapと実施。販売した取引の数は445,000件、売り上げは1,100万ドル

今日: 世界中で2,500万ユーザ、米国で1,500万ユーザが新しい取引を知らせるメールの購読者。モルガンスタンレーによると、売り上げ見込みは5億ドル

米国ではオンラインクーポンは、クーポン全体の1%なんだそう。とはいえ、オンラインクーポンを活用する消費者のパーセンテージは前年に比べて倍増しているし、グルーポンやそのクローンたちの登場で、これがさらに加速化していくといえそう。

[参考記事] AdAge: Suddenly, Everyone Wants to be Groupon

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