店舗へのiPad導入がもたらす顧客のトータルエクスペリエンス

グローバルに展開する超有名ブランドから、ドメスティックなチェーンストアまで、さまざまな小売がiPadに着目し、導入しています。今回は、iPadで顧客のトータルエクスペリエンスの向上を狙う3つの事例をご紹介します。

■Disneyの新型店舗におけるiPad活用

ロサンゼルスから少し離れたところにあるカリフォルニア州・モンデベロのディズニーストアがiPad導入の第一号店。独自のアプリケーションをインストールしたiPadをストア内に配置しています。顧客は、販売されているグッズをディズニーのキャラクターごとに探すことができたり、価格などの詳細情報を確認できたりします。グッズがスクリーンいっぱいに飛び回っているような感覚にさせるアプリの操作性は、子どもでも楽しめる作りになっています。iPadが、ストア全体のガイドの役割を果たしています。

Disney Store Grand Opening – New Interactive Kiosk Developed by PointAbout from PointAbout, Inc. on Vimeo.

“All Saints”のiPadアプリと店舗導入

“All Saints”は、アメリカやヨーロッパでもストア展開しているUKのアパレルブランドです。店舗にiPadを設置し、置いてあるコレクションを一覧で確認したり、在庫状況を見たりできます。欲しいアイテムが在庫切れの場合は、近くのどの店舗になら在庫があるかを知ることもできます。また、ネットなどで見た特定のアイテムを求めて来店した場合は、店員にiPadで商品を見せることでスムーズに案内してもらえます。“All Saints”は、iPadアプリも出しています。新作、その他トップスやスカートといったカテゴリごとにアイテムを見たり、フリーワードで検索したりすることもできます。

動画満載の“Brighton”のiPadアプリ

“Brighton”はロサンゼルスで生まれ、全米で150店舗を展開するアクセサリーのブランドです。“Brighton”は、対顧客のみならず、対従業員にもiPadを活用しています。アプリをダウンロードすると、まずユーザ登録を促されます。その際に顧客・従業員のどちらかを選択します。顧客は新作のカタログや、デザイナーの特定のアイテムへのこだわりなどを動画で楽しむことができる。従業員は、アプリを活用することで各アイテムに関する知識を高めることができ、より良い接客を実現することができます。iPadアプリを活用することで、店舗でアイテムを見て回るだけではわからない情報を伝えています。

店舗におけるiPadの活かされ方は、お店全体のガイドとして機能することかもしれません。でも、“Brighton”の例にあるように、すべてのアイテムにはそれが作られた背景やデザイナーの思いといったストーリーがあるはず。そんな情報を伝えることで、よりいっそうブランドのファンになってもらったり、ECと店舗の連動を強めることで顧客のエクスペリエンスを向上させられたりするかもしれません。

※このポストは株式会社ビルコムが運営するiPadStationの特集記事として執筆したものです。