使えば使うほど賢くなるiPadマガジン“Zite”

iPadのソーシャルマガジンには、“Flipboard”や“Pulse”などがあります。ツイッターやFacebookなどと連携させることで個々のユーザに関連性の高い情報を提供し、インタフェースやグラフィックも洗練されています。今回ご紹介するのは新たにリリースされたiPadマガジン “Zite”。ユーザのアクションを分析し、独自のアルゴリズムでユーザにとってより価値のある情報を提供します。

“Zite”について

アプリを開いてまず、ツイッターもしくはGoogle Readerのアカウントを入力します。両方入力することも可能。次に、Mac、スポーツ、ガジェット、映画、TVといった興味のある分野を2,000種類から選択します。興味のある分野がカテゴリにない場合は、カテゴリを新たに作成することもでき、キーワードで検索することもできます。以上の情報を入力することで、“Zite”があなただけのiPadマガジンを作成します。

ソーシャルメディアとの連携は、発信することに限定されています。個別の記事はツイッター、Facebookで共有することができ、その他にInstapaperに入れたり、メールで記事タイトルとURLを送信することも可能です。

ユーザのアクションを収集・分析

これまでにリリースされたiPadマガジンと“Zite”の最大の違いは、“Zite”がユーザのアクションを徹底して追いかけていること。ユーザが読んだ記事、どのサイトの記事が多いのか、記事は長いのか短いのか、オピニオン記事もしくはストレートニュースが好みなのか。さらに、ユーザは記事を“thumb’s down”“thumb’s up”で直接評価することもできる。この収集と分析を繰り返すことで、“Zite”はより賢いアプリへと進化していきます。

“Zite”のビジネスモデルと今後

アプリには広告が挿入されており、アプリ自体は無料でダウンロードできます。今後は、出版社が直接“Zite”のアプリに挿入できるようAPIも公開していく予定だそう。現在はiPadでしか提供されていませんが、今年の夏にはその他のタブレットデバイスでの展開も考えています。そして年内には各種モバイルデバイスやウェブブラウザにも対応を予定しています。

これまでにリリースされているiPadマガジンの中で最もシンプルなのは“Pulse”でしょう。好きなRSSフィードを取り込むことで、記事を気軽に読み進めることができる。“Flipboard”はソーシャルメディアとの連携が強く、またイメージや動画などを上手く取り入れてた優れたインタフェースが特徴です。最近では人気の写真共有サービス“instagram”とも連携しました。

今回新たにリリースされた“Zite”はシンプルにデザインされていて、自分が興味を持っているジャンルの新しい記事との出会いをつくってくれる感覚があります。自ら情報を探しにいくのでなく、これまでに探してきた記事の傾向をもとに新しいものも提案してくれる。ユーザのアクションから学習する点は、他との大きな差別化になっているます。情報が散乱しストレスも多い今まさに求められているiPadマガジンと言えるかもしれません。

※このポストは株式会社ビルコムが運営するiPadStationの特集記事として執筆したものです。