Archive for 2011/09/20
InstagramのPivot(方向転換)や成功要因を共同創設者が明かす
2010年10月のローンチからわずか3ヶ月で100万ユーザを獲得したInstagram。 現在の登録ユーザ数は900万人、1,000万人にも遠くない。そんなレジェンドアプリのInstagram共同創設者Kevin Systromが Future of Mobile Conferenceで話した内容。TheNextWebの記事。
-最初のアプリ“Burbn”から学んだこと
Instagramの前、現在地や写真を共有できるソーシャルチェックインアプリをつくった。小規模なユーザベースにそこそこウケていたものの、複雑で特徴もなく、遅かった。アプリそのものは悪いアイディアじゃなかったけど、その分野に何も新しさをもたらしてなかった。結局BurbnがInstagramを成功させる前のテストアプリのような役割を果たした。

鍵は、‘unexpected behaviors’ (予想されない行動)を特定し、作り手が考える「どう使われるべきか」ではなく、実際にユーザがどうアプリを使っているか」を見つけること。YouTube analogyもそう。もともとデート市場をターゲットにした動画サイトだったけれど、ユーザが可愛いネコの動画をアップロードするようになってPivot(方向転換)した。
自分たちに質問を投げかけてみた。「もし、Burbnのコアな機能をひとつだけ残せるとしたら、何を残すか」。ユーザは写真を共有するためにアプリを活用していることがわかった。そこで、写真共有ができる位置情報サービスから、なかなか便利な位置情報機能を持つ写真共有のサービスにpivotした。そこから、写真に関係ない機能を外していった。
-Pivot:ソリューションではなく問題にフォーカスする
Kevinいわく、「アップストアは90%がソリューションベースのアプリ。重要なのは、そのアプリが問題を解決するか」だ。この問いかけがInstagramをつくっていくプロセスの中心に常にあった。「ソリューションではなく、問題にフォーカスしよう」と。
「Burbnではソリューションから始めて問題に遡った。そのやり方は間違ってる。まず問題から始めて、そこから先に進まなきゃいけない」かっこいいソリューションベースのアプリをつくるのはいいけど、それが何かを解決するかどうかがポイント。何も解決しないなら誰も使わない。
そこでInstagramのチームが自分たちに投げかけた質問は、「写真に関してみんなが抱えている最大の問題は何か?」思い浮かぶ問題をリストアップして、それをどう解決するかを考えた。
ただ、自分たちと同じ方向を向いているサービスが他にあることは重々認識していた。「他の写真アプリに目を向けた。例えばRadarというアプリは資金調達に成功したけれど最終的に失敗に終わった。失敗したものに目を向けることも大事。人が過去にやった同じことをしてもしょうがない。新しいことをしなくちゃ。」