The Economistによる、働く女性として避けたい国で日本はワースト2位。

もしあなたが仕事をしている女性なら、ニュージーランドに引っ越した方がいいかも。というのは、International Women’s Dayを記念してイギリスの週刊新聞「The Economist」が実施した調査によるもの。

“glass-ceiling index”と名付けられた調査は、OECD(経済協力開発機構)のデータをもとに、女性が男性と対等に扱われるのかを26カ国を対象に調べてる。glass-ceilingというのは、直訳の「ガラスの天井」が物語るように、見えない壁のような意味。比較されている指標は、女性が仕事に就いている率、男女間の給与の差、役職のある女性の人数など。

日本は26カ国中、下から2番目…。各指標で最高値を記録したのがニュージーランドで、教育でベストスコアだったのはフィンランド。スウェーデンの女性は仕事に就いている率が78%と最も高い。男女間で給与に差がないのがスペインで、その差は6%。働く女性として避けたい場所は、女性が役職に就くことが少ない韓国と日本だ、と指摘してる。

最近、日本のスタートアップやエコシステムに興味があるからといって、日本を訪れるフランス人やらドイツ人やらポーランド人など、ヨーロッパ界隈の方に会うことが多い。もちろんスタートアップの話もするけれど、日本と各国の文化(人の性質)の違いなんかにも話が及ぶ。

例えば、ドイツ人で、過去8年スウェーデンに住むTech記者であるMartin。彼いわく、日本人はドイツ人とスウェーデン人を足して2で割ったような人種だと。仕事に対する姿勢は、日本人とドイツは似てる。名刺や肩書きが大事だったり、実績より年功序列。でも性格という意味では、日本人とスウェーデン人がどちらもシャイで、あまりストレートに物を言わないという共通点がある。ドイツ人はその真逆で、何でも思ったことをそのまま言う。丁寧であることより正しくあることの方が重要視されるんだって。

ポーランドからは、ポーランドで活動するTech女子のコミュニティ「Geek Girls Carrots」のCOOであるKamila Stepniewskaさんが来日。ちょっとしたTech女子の集まりを東京で開催した。GGCはポーランド8都市に支部を持っていて、女性×IT×起業を中心に活動してる。そこでも彼女は、ポーランドでは女性のほとんどが仕事をしているって話をしてた。就労時間が9:00-16:00くらいで(スタートアップは別としても大きな企業では)、仮に家庭を持っていても両立ができるみたい。

以前にトーキョーストームというベンチャーの女性CEOである大沢香織さんにも伺ったけれど、日本では子どもができて育休をもらうと、その後に復帰しづらい環境がまだまだある。復帰しても、子どもの迎えなどで他の社員と同じように働けないことで扱いにくい感じが生まれたり。結局、独立して自分で会社をやるか、フリーランスになるか、もしくは会社のルールやあり方を変えるしかない。3つ目は一番ハードルが高いだろうから、家庭を持ってから独立したりフリーになる人が多いのかなって思う。でもみんながそんな風にできるわけじゃないし。

話が変わるけど、ドイツ人の記者、アメリカ人の友人などが日本に来て「初めて見た!」といって驚くのが、吉野家やラーメン屋さんでよく見る食券機。先に支払いを済ませちゃってるし、頼むものも記載されてるし、食べたらスグ出られる。なんて便利!ってみんな言う。でも海外の人が日本で便利だね!って指摘するものの多くが、サラリーマン文化に起因してる。日本の電車がこれだけ優れていて、時間通りに電車がくるなんて素晴らしい!と褒められるのもそうだし。そこから工夫もたくさん生まれているけれど、それが阻んでいるものもある。

みんなは女性に対等な日本企業って聞いて、どこを思い浮かべる?