親指のワンプッシュで緊急事態を家族や近隣の人に通知するリング「Nimb」


ありがたいことに、日本で普通に生活をしていると、差し迫った身の危険を感じる機会はごく稀です。初めて日本を訪れたヨルダン出身の友人が、その体験を「どこまでも異国なのにすごく安心できた」と表現していたことが思い出されます。

そんな安全を絵に描いたような日本に比べると、ロスでは近づかないほうがいいエリアがあったり、普段から避けて通る道があったりします。一年を通してお天気に恵まれているためホームレスの数も多く、ドラッグでハイになって大声で叫んでいるような人を見て見ぬ振りをしたことも一度や二度ではなかったはず。

そんな身の危険を感じた時に助てくれるリング状のデバイスが「Nimb」です。リングの背面、つまり手のひら側にあるボタンを押すことで、あらかじめ登録してある家族や警察などにその危険を通知してくれるもの。

Nimbの紹介動画にもあるように、危ない目に遭っている時、または遭おうとしている時にスマホを取り出して、ロックを解除して、適切な番号に電話をかけるのは至難の技。状況が危機的であればあるほど、上手く操作できなくてきっとスマホのロック解除にすら戸惑ってしまうはず。Nimbなら、ボタンを押すだけでSOSを出すことができます。

パニックボタン的なデバイスやアプリケーションは他にも存在しますが、Nimbが面白いのは「ご近所さん」の概念を取り入れていること。登録した先だけじゃなく、アラートが発生した近隣の人たちにもアラートが通知される仕組み。Nimbをつけている人が増えれば、ユーザー同士がお互いを見守るネットワークとしても機能してくれるはずです。

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*About Me

フリーライターの三橋ゆか里です。ITをテーマに、コンテンツの企画・編集、北米イベントのレポーティング、調査案件などを手掛けています。クーリエ・ジャポン、MacFan、婦人画報で連載。最近は、PENやAERAなど。コンタクトは、yukari77[at]techdoll.jpまで。 [at]は@です。


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