優秀なPMの6つの資質:シェフと軍人がプロダクトマネージャーに適している理由

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5年前にプロダクトマネージメントの仕事に初めて就いたWilson Keenanさんの前職は、シェフ。

そんな彼を採用したのは、当時Yammer(企業向けコミュニケーションツール)のCPOで空軍に在籍した経験のあるJim Patterson(以降、パターソン)さん。

パターソンさんが考える、プロダクトマネージメントに適した人材についての記事がすごく面白かったので一部紹介しようかと。

優秀なPMの6つの資質

一見するとまったく異なる分野に思えるシェフとプロダクトマネージメントという職種。でも実は、必要なスキルや能力に共通点があるのだとか。

まず、どちらもさぼったり優柔不断になることが許されない環境に置かれてる。例えばシェフは、次々と入ってくる注文にフル回転で対応しなきゃいけない。高いプレッシャーにさらされながら、常に集中した状態を保ち、迅速な仕事が求められる。

パターソンさん曰く、プロダクトマネージャーには、迅速な意思決定以外にも下記の資質が必要。今回は、太字の2つについて概要を紹介してみますた。

  • 権限者が不在でもチームを率いることができるか
  • 手柄は人に譲り、失敗は自分の責任であるという姿勢でいられるか
  • 不完全または不十分な情報をもとに最適な意思決定できるか
  • 過度すぎるほどの用意周到を目指せるか
  • 過ちや危機に対して方法論的に対処、挽回できるか
  • 極度なプレッシャーのもと的確に動けるか

承認欲求が強い人はPMに向いていない

承認欲求が強い人は、プロダクトマネージャーには向いていない。縁の下の力持ちとして、エンジニアやデザイナーと協力し合って成果を出していけるかどうか。プロダクトマネージャーの採用面接で、この資質をチェックする方法があるそう。

それは、その人がどれだけ “I”(わたし)という言葉を使うかどうか。評価されようと自分のアピールばかりでチームを優先できない人は、”I”ばかりを使う。とある面接では、”I”を50回連呼した人がいて、これは明らかにアウト。

“I”の代わりに、”We” や “Us”を使う人こそ、プロジェクトマネージャーに向いている。

情報が不十分でも意思決定

Observe、Orient、Decide、Actの頭文字からなる「OODA Loop」。高いプレッシャー下におけるパイロットの意思決定能力を育てるために、空軍が活用する(編み出した)意思決定理論。

観察し、方向性を決め、意思決定をし、行動を起こす。これを実践したら、前回の結果や情報を踏まえて同じ流れをまた繰り返す。

このOODA Loopは、プロダクトマネージャーにも有効。プロダクトマネージャーは、手元のデータは不完全で、それが完全になることはないという前提に立って動く必要がある。ところが多くの場合、人は情報が十分に集まるのを待っているだけで行動しない。

完璧な情報を待って意思決定を先延ばしにしていたのでは、プロダクト出荷の期日を守られるはずがない。今ある情報を集め、それを適切に解読し、意思決定をして実行する。これを繰り返すことで、継続的な改善ができるか。

最終結果に完璧を求めるプロダクトマネージャーではなく、継続的に改善し続けることで、そこにたどり着くまでのプロセスで完璧を目指すプロダクトマネージャーが理想的だそう。

IDEOの女性デザイナーの記事

他にもシェフ、軍人、プロダクトマネージャーの仕事の類似点が多角的に語られているので、First Roundの記事をぜひ読んでみてくださいな。

ちなみに、以前に翻訳した「IDEOの女性デザイナーが語る、誰も教えてくれないプロダクトマネージャーの本当の役割」という記事も良いです。プロダクトマネージャーという職種の本質をついているので、併せてどうぞ。

Cheerio!

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Yukari77 Written by: